失敗の本質を読んで
失敗の本質を読んで。
第二次世界大戦における日本の失敗を学んだ。。
・前提とする戦況を甘く見たこと
・当時の作戦がバレていたこと
・指示が二転三転したこと
・過去の成功体験を引きづっていたこと
その他諸々、失敗要因あり。
特に危機感を感じるのは、海軍中将であった福留繁の話。
1944年、当時日本領だったフィリピンのゲリラの捕虜になり、最重要機密書類を奪われる。もともとはアメリカの領土だったフィリピンによって、その書類をアメリカに渡され、今後の戦争の作戦がすべてアメリカにバレてしまった。
その後、本人がを全く持って否認。事実は隠蔽され昇進した。戦後も、機密書類を盗まれたこと自体を否定しているということに、人間の愚かさを感じますね。
独裁的な思想に走り、組織の価値観そのものを変えてしまうこと。
心の余裕がない利己的な人間が増えること。
決定的な失敗を生むという学びです。