MANABIZAのブログ

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「日本企業」という集合名詞は、現代においては意味がない


ストーリーとしての競争戦略でおなじみの楠木健さんが、一貫して語っていることです。先日もNewspicksの番組で話題に上がっていました。非常に納得しましたので記載します。


要するに「日本企業」という集合名詞を使う日本人のスタンスが良くない、という話です。

理由は、本来大事である戦略の「個別性」を阻害するから。「日本企業」と言ってしまうと、競争戦略において重要である「競争相手に対して違いを作ること」に目がいかなくなってしまうことになります。それでは思考停止していることと変わらないということです。

また、こういう集合名詞を使うときは、他責思考になっている場合が多いとも言えるとのこと。たしかに「日本企業は保守的だ」「日本企業は世界では通用しない」など、メディアでよく聞く話ですね。こういう話よりも重要なのは、一人ひとりが当事者として、可能性を模索することであるはずです。


「日本企業」に限らず、集合名詞を使って批判するのは簡単ですが、それは当事者意識の欠如による思考停止。
世の中をより良くするために、当事者として自分の置かれた領域において、戦略を思考し続けることの重要性に気づける話です。